楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
Glockその後
DATE:2008年09月15日

前回のグロックをアップした時にグリップスレーブを紹介したがこれはIPSCのルールではプロダクションでなくなってしまうコトが判明。そこで、プロダクションで許されている滑り止めのテープを貼ることに。滑り止めのテープはグロック用として販売もされているがこれは高い。そこでシューターに愛用されているのがスケボーの滑り止めシート。これを購入して好みの大きさで切って貼る。
周りの連中のほとんどはテープを2,3回まくって感じだがやはりしっかりと貼ってみたいと、今回は出来るだけ許される範囲内全体に貼ってみた。滑り止めクリームを塗らない手でもしっかりと食い込むようになった。これでリコイルがくると100発も撃てば手の皮がむけるのではと言ったくらいだ。その成果は次回!
ついでにこのグロックに頻繁に起こったトラブルとして、排莢不良。これが100発中3〜4回必ず起きる。最新のエキストラクターとエキストラクタースプリングに交換した。その後射撃は100発ちょっとだが全くトラブル無し。初期のグロックはこのトラブルを抱えてたんだなと実感。現行のエキストラクターにはインジケーター機能もついた。



理由はまず手の大きさに合わせグリップのサイズが変えられないこと。デコッキング機能が無いこと。そしてみんなが使っているということです。
もし仮に僕がストライカー式のポリマーオートを護身及び趣味で所持するのだとすれば、スプリングフィールドアーモリーのXDやスミス&ウェッソンM&PあるいはワルサーP99を選びます。グロック社が自分達が販売している銃にあまり改善点を加えないのは世界中で官民問わずバカ売れしていてM1911系みたいにカスタムパーツが豊富にあるからでしょうか。
最後に質問させていただきますがIPSCのプロダクションディビジョンはどういう内容ですか?
などなど。
XDはよかったです。フランスでは手に入らないので買えませんでしたが。M&Pはいいようですよ。P99はトリガーが重くて実戦的ではありません。
IPSCはご存じですか?射撃の競技です。そこに出場するにあたって使用するピストルにクラスがあるわけです。大きく分けて3つ。なにしてもいい、いくらでも改造できる(ドットサイトの使用可。装弾数が28発とかあります)オープンクラス。一定の制限があるがカスタムが可能なスタンダードクラス。そしてほぼ一切の改造不可。箱から出した状態の銃。それがプロダクションクラス。改造できない文イコールコンディションに近く、弾も基本的に安価な9mmということもあって最も人気のあるディビジョン(クラス)。私はスタンダードを撃ってますがプロダクションも撃ってみたいな〜と思っていますが忙しくてIPSCに出場してる暇がありません。
一応IPSCのプロダクションディビジョンはIDPAみたいに基本はダットサイトやコンプは付けてはダメとなっているんですね。しかも一番人気がある。雰囲気でいうとホームディフェンスなどの護身で銃を持っていて、たまたま今度IPSCのローカルマッチがあるからちょっくら腕試しに出てみっかという興味半分かつ気軽な感覚でやる人も多そうな雰囲気がプロダクションディビジョンには感じますね。
それに僕も本来ハンドガンにダットサイトを付けるのは好きじゃない方ないしむしろ箱だしの方が本当の意味で実力が分かると思うので、もし僕がIPSCに参加するのだとすればプロダクションディビジョンの方に参加したいですね。
IPSCはあくまでもスポーツです。という名目です。そのために参加するためにはまず安全をじっくり叩き込まれます。丸一日の講習会がありその講習会での態度や、銃の扱いなどからそのシューターはIPSCに参加できる安全基準に達しているかを確認させられます。大抵3回は受けないと身につかないとされています。多い人は7回とかもいるそうです。一回の講習が1万円ほどかかりますからそれだけのヤル気がないと続きません。それに参加するには最低4本のマガジン、ホルスターにポーチなど装備が必要です。IPSCはスポーツです。参加者の半分以上の人M4カービンと言ってもわからない人ばかりです。オリンピックのエアライフルとか、スモールボアとかと同じ感覚なんですよ。雰囲気はそんな感じですね。
では櫻井さんの住んでいるフランスだけでもIPSCとは違いもっと気軽に出来るシューティングマッチ(例えばボウリングピンマッチなど)ってありませんか?
銃の所持許可を許している国の多く場合、射撃時に移動しながらは禁止です。ましてやホルスターなどに銃を携帯して競技を行うなどというIPSCは特殊な競技で多くの国で認められておりません。ここフランスでも、自分で射撃場でホルスターをつけたり移動しながら射撃する練習は資格を保有しているか、資格を持った人と一緒に射撃をするかしないといけません。
では、気軽に参加できるマッチ。それはたくさんあります。呼び方はいろいろありますがそのボーリングピンマッチに似たようなものもあります。基本的にはメタルのプレートや紙のターゲット利用したもので25m競技が多いです。指定された時間内に決められた弾の数を撃つというものです。もちろんホルスターを使ったりマグチェンジはありません。指定された場所軽撃つだけで自分の番が終わればケースなどにしまって移動です。手軽にできるので年齢の幅も広く毎週どこかでやっています。もちろん所持許可が簡単なライフル競技はもっともっと人気があります。といった感じでしょうか?
しかし僕がもしアメリカやヨーロッパに住んでいて何らかのシューティングマッチやろうと思っても僕の場合だと余り大規模なシューティングマッチには出ず、
地元のローカルマッチに留まるでしょうか。あとは実銃では出来ないそれ以上のことはサバイバルゲームで楽しむといったところでしょうか。理由はいっぱいありますが、僕はあまり人が多く集まりすぎた場所が好きじゃないからです。人がたくさんいるとものすごいプレッシャーに感じてしまいますからね・・・。なんかグロックのお話からだいぶ逸れてしまいましたね。
あっ!そういえばアメリカにはビアンキカップやスティールチャレンジというシューティングマッチがあるのですが、それらもまたIPSCとは違う面白さがありますよ。得にスティールチャレンジはこの銃不毛の国日本でもエアガンを使ってジャパンスティールチャレンジとして開催されていますしとても人気があります。しかも2004年には本場アメリカのスティールチャレンジで日本人がなんと優勝したこともあります。若干字数が足りなくなってきたので、ルールはまた別の機会で話しましょう。またまた質問なのですが櫻井さんはビアンキカップやスティールチャレンジはやったことはありますか?
アメリカでの射撃は観光客と同じ程度しかやったことがありません。ビアンキカップやスチールチャレンジなどは廃れてしまって寂しくなったとは現地の人から聞いたことはあります。